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年中真っ黒に日焼けして、いたって健康優良児だった私にとって、
朝礼で青白い顔をしてパタンと倒れるクラスメートは、ある意味「あこがれ」の存在でした。
なぜなら「めまい→貧血→かよわい→女の子らしい」なんていう構図が、
なんとなーく出来上がっていたからなんです。
そういうことって、皆さんもありますよね…!?
今思うと、なんてあほな子だったのだろうと笑ってしまいます
(あこがれていたクラスメートの方々、ごめんなさい)。
『貧血』とは、一般に血色素量(ヘモグロビン)あるいは赤血球数が、
正常以下(成人男子:13g/dl、成人女子12g/dl以下)に減少した状態をいいます。
大きく分類すると、赤血球の生成に必要な物質(鉄・蛋白質・ビタミンB12・葉酸)
の欠乏「鉄欠乏性貧血」他、赤血球を生成する臓器の障害「再生不良性貧血」、
赤血球自体の欠陥「先天性溶血性貧血」、
赤血球をとりまく環境の異常「後天性溶血性貧血」、
失血による異常「急性(慢性)出血後貧血」があります。
『貧血』の治療というと、鉄剤の内服と思いがちです。
確かに、「鉄欠乏性貧血」が圧倒的に多いため、
病院で処方されるのも鉄剤が多いのは当たり前ですよね。
でも貧血の症状があるからといって、自己判断で鉄分の補充だけを行うのは危険です。
貧血の原因は、鉄分の不足だけではありません。
ビタミンB12や葉酸の不足かもしれないし、
もしかしたら「再生不良性貧血」や消化管の悪性腫瘍によるものかもしれません。
今は様々なメディアから、多種多様な情報を受け取ることが可能です。
何でも自分で調べることができるのは、とても便利ですよね。
ただ、『貧血』はれっきとした病気です。
自分の症状から、病名や治療法を勝手に判断するのはとても危険なことです。
目には見えない体の中で起こっていることですから。
まずは専門家に相談して、検査と診断をしてもらい、
何が原因で今の症状が起こっているのかを確認してください。
それさえわかれば、原因を取り除く方法は自分で調べて判断することもできます。
思い込みだけで判断すると、昔の私のように、
ただの勘違い女になってしまいますのでお気を付けてくださいね。