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貧血とは、血液中のヘモグロビンの数が減少する事を言います。
ヘモグロビンとは、肺で受け取った酸素を全身の各臓器・組織へ運び
そこで二酸化炭素を受け取り、再び肺へ運ぶ(ガス交換)役割をしているものです。
と、いう事は・・・
ヘモグロビンが減少すると全身へ運ばれる酸素の量が減ってしまう!
ッという事になりますね。
そうして体の活動に必要な酸素が不足することで、
動悸、息切れ、めまい、失神、全身倦怠感などの症状が起こります。
最初にお話ししたとおり、貧血とは、血液中のヘモグロビンが減少することを言います。
では、どうしてヘモグロビンが減少してしまうのでしょうか・・・?
1、栄養不足
鉄、ビタミンB12、たんぱく質 不足
2、骨髄の障害
ビタミンB12不足で赤血球の新生が低下
3、ホルモンの分泌障害
腎臓で分泌されるエリスロポエチン
(赤血球の新生に必要な因子)
酸素不足で減少
4、溶血
赤血球が必要以上に破壊されてしまう事
*遺伝性のことが多いが、最近では自己免疫性疾患によるものも多い。
●ここまでは、西洋医学的な貧血の捉え方ですが、
次は東洋医学的に貧血を考えてみましょう。
気、血のできるまで・・・
空気(酸素)+飲食物(栄養素)⇒気→血→「気」が「血」を作り出す。
?「気」ってなぁに・・・?
元気・やる気・天気・空気・気持ち・気分など…
「気」に関係しているものはすべて"目に見えない"
けど、確かに存在する。 それが「気」というものです。
体内を流れる「気」は健康を維持するエネルギーそのものなのです。
「気」という字を使った単語はすべて身体と関わります。
例)
天気 晴 → 清清しい → 元気
空気が冷たい → 寒い → 体が冷える など…
みなさんがよく耳にする「経絡」とは、この「気」の流れる通路なのです。
人が健康でいる為にはこの通路を常にキレイにしていなければなりません。
この「経絡」が詰まってしまったり逆流したりなんてことになると
身体に様々な異常をきたします。
今回のテーマ「貧血」もその異常の1つとして捉えられます。
東洋医学的に見る貧血の要因
1、「血虚」
血不足のこと : 貧血そのもの
↓
主な原因は飲食物の摂取不足・栄養不足・消化吸収機能の低下
→過労、ストレス、過剰なダイエットなど…
主な症状
運動機能の低下、動悸、息切れ、眩暈、顔面蒼白、月経不順など…
2、「気虚」
気不足 : 健康を維持するエネルギーの不足
↓
主な原因は不摂生による栄養障害、睡眠不足、消耗過多(肉体疲労)、
大病、長期療養後の体力減退など…
主な症状
倦怠感、運動機能低下、眩暈、
風邪をひきやすいなど…
3、「気陥」
気下降 :「気虚」のため内臓を支えてる筋の力が弱まり内臓が下垂してしまう。
↓
胃下垂、脱肛(腸下垂)、子宮下垂など…
主な原因
栄養不足による筋力低下、過剰なダイエット
子宮下垂に関しては、産後すぐ仕事をしだすなど、
産後の無理がたたって起こることが多い。
主な症状
飽満感、食欲不振、精神疲労、眩暈、無力感など…
東洋医学は、予防医学といわれています。
貧血の症状が悪化する前に、以上の要因に心当たりのある方は、
経絡に沿ったマッサージなどで、「気」の巡りを整えておくことも大切です。
また、日頃から栄養のバランスを考え、規則正しい生活を心掛けましょう。