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以前こんな質問をされたことがありました。
『頭痛持ちの36才の女性です。産後から頭痛が激しくなり頭痛外来でトリプタンをもらいましたが効かない事もあり困っています。』
片頭痛の特効薬トリプタンも飲み方を間違えると効かない事があります。
正確な飲み方を医師から教わる事が必要です。
片頭痛の特徴は普段どおりに家事や仕事ができないなど日常生活に影響が出るほどの重症の症状があることです。 片頭痛の特効薬であるトリプタンは高い有効率が期待されますが、使い方を誤るとあまり効果が発揮できないこともあります。特に頭痛が始まって2~3時間経過した絶頂期や吐き気が強度の時は残念ながらトリプタンの効果が十分に得られません。
トリプタン製剤を1度試して効果が無かった場合、片頭痛か否かの診断を再度検討します。特に発作性の緊張型頭痛や急性副鼻腔炎との鑑別が大切になります。片頭痛であれば、頭痛発現後30分程度の早めの服用を指導します。少なくとも2~3回の発作に試しても効果が無い場合はトリプタン製剤の増量や他のトリプタン製剤への変更、特に生理前後の片頭痛にはトリプタン製剤と非ステロイド系抗炎症薬との併用を考慮します。更に月に2回以上の片頭痛発作が定期的に出現する場合は塩酸ロメリジンなどの薬物による予防治療が大切になります。
服薬時期は頭痛開始早期で髪にさわるとぴりぴり痛む、痛む側の頭を枕に付けて寝られない、顔や手がぴりぴり痛む、めがねを外したい、といった皮膚アロディニアの出現前が望ましいでしょう。また片頭痛治療薬は頭痛発作の経過に合わせて注射、点鼻薬、口腔内溶解剤、錠剤などの使い分けが可能なので、頭痛日記などを作製して診察の時に主治医と話し合う事も有用でしょう。
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