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「冷え」とは自覚的に「寒い」と感じること。
このことから「冷え」は冬の症状と思われがちですが、
ある調査によると、女性の約半数が「夏でも冷えを感じる」と答えたそうです。
「冷え」は、さまざまな要因が複雑に絡み合って発症するため、
一言で原因を断定することはできませんが、
大きな要因として、基礎代謝の低下による低体温や、
血流障害による皮膚温の低下があるといわれています。
体温を維持するのは、食事や運動により発生する熱エネルギーです。
熱エネルギーは血液により、全身の細胞に分配され、
酵素が充分に働ける環境を整えます。
したがって、摂取カロリーが少なくても、
運動が足りなくても低体温になってしまいます。
また、何らかの原因で血流が減少しても体温は下がってしまいます。
そうならないように調整するのが自律神経の働きですが、
いつも冷たい冷気にさらされていると、
自律神経が冷気に敏感に反応するようになり、
ちょっとした寒さでも強い冷えを感じるようになってしまいます。
生命活動に必要な酵素が、充分に働ける体内温度が維持できないと、人間は病気になります。
冷えるというのは、大切な身体の深部体温を下げないための防御反応といえるでしょう。
「冷えは万病の元」。
あらゆる病は「冷え」から起こるといっても過言ではありません。
東洋医学では、「冷えにより起こった病気は温めると治る」
という考えに基づき治療を行います。
身体を温める陽気や血を補い、その作用や循環を促進するように
臓腑・経絡の働きを整えます。
現代医学的に言うと、自律神経機能を高め、血液の循環をよくし、
体の隅々まで暖かな血液が行きわたるような治療を行います。
非常にシンプルな考え方ですが、よく効きます。