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「カゼは百病の始めなり」と言われるように、最も身近な病でありながら決して侮ることのできない“カゼ”。今回はこれをテーマに取り上げたいと思います。よく患者さんから質問されるのが「カゼ薬を飲んだのですが鍼をして大丈夫でしょうか?」「のどが痛くてしんどいのですが鍼はやめておいた方がいいでしょうか?」ということです。鍼灸というとどうしても整形疾患に良いというイメージが強いようです。でも、鍼灸の歴史ではむしろ体質改善や自然治癒力向上などの内科的疾患を得意としてきました。それでは東洋医学の世界でカゼはどのように捉えられ治療されてきたのでしょうか。
●鍼灸の適応性
インフルエンザのように高熱の場合はやはり現代薬が即効性があり有効ですが、一般的に“カゼ”と呼ばれる発熱・呼吸器症状には鍼灸が有効となります。特にカゼ初期やすっきり治りきらない時などは免疫力を上げて自然治癒力を向上させることのできる鍼灸が良いと言えるでしょう。
●東洋医学からみたカゼ
カゼは“風邪”と書くように東洋医学でもおなじみな病です。では、カゼは何故起こるのでしょう? その原因としては身体の外の環境と身体の適応力が考えられます。春は暖かく、夏は暑く、秋は涼しく、冬は寒い、と私たちのまわりには四季が存在しています。にもかかわらず、体温が一年を通してほぼ一定であるように、私たちはそれにうまく体を合わせながら健康を保っています。しかし、異常気象やクーラー・暖房などによる急激な温度変化や疲れ・ストレスなどにより身体がうまく対応できなかった時に病がおこります。それでは環境が身体に与える影響と身体の方の要因をみていきたいと思います。
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